作動中の治療機器が爆発、産婦人科診療所が破壊される

2011年9月24日午後4時ごろ
広東省深セン市宝安区内の産婦人科診療所で大型の光線治療器が爆発
診療所の窓ガラスはすべて割れ、空調や一部医療機器が窓から外に飛んだ。
起動した直後で、診察室に患者などはおらず、同爆発で死傷者は出なかった。

同機器を操作していた診療所職員によると、
起動した直後に何かが焦げるような臭いを感じたので、
ただちにスイッチを切り、部屋の外に逃げた。
しかし1分ほどした後、室内で機器が「ドーン」という音を出して爆発し、炎と煙を噴出した。
診療所職員は患者をすべて建物外に避難させた。

診療所は建物2階にある。
1階にある飲食店経営者によると、轟音とともに建物全体が振動した。
その直後に建物2階部分から飛び散ったガラスが店の前に落ちてきた。
外に出て診療所の様子を見ると、窓から濃い煙が噴き出していた。
店に客はおらず、近くを歩いていた人もいなかったので、けが人は出なかったという。

爆発にともない火災が発生したが、消防が消し止めた。
今のところ、機器内部の電気回線のショートとみられているが、
診療所の責任者が出頭しないので、
爆発を起こしたの光線治療器を製造した会社や型式、
さらに操作が妥当であったかどうかは、分っていないという。
日本光線療法協会によると、
光線療法用の機器は主に光源の種類によりいくつかに分類できるが、
いずれにせよ日本では厚生労働省の認可が必要で、安全基準も厳格だ。

同協会は、
「厚生労働省が認可した製品を正しく使えば、光線治療用の機器は、まったく安全。
まして、爆発事故などは考えられない。ただし、部品については、必ず正規品を使ってほしい。
粗悪なコピー商品は絶対に使わないでほしい」と説明した。

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