スーパーで爆発…噴き出す煙、飛び散るマントウ

2011年10月23日午後4時半ごろ
遼寧省瀋陽市内のスーパーマーケット「大強福ショッピング・センター」内で爆発が発生
売り場のそばにある1室から煙と炎が噴き出し、買い物客や店員がわれ先に逃げた。
果物やマントウが道路に飛び散るなど現場は混乱した。

同店の敷地面積は約1000平方メートル。
店の近くにいた人などによると、まず爆発音が鳴り響き、
比較的高齢の女性1人が顔を覆いながら店内から全速力で走り外に出てきた。
続いて、東、西、北と3カ所ある入り口から買い物客や店員が一斉に走り出てきた。
すでに店の内部は炎と煙に包まれていたという。

建物内の売り場とは別の小さな部屋で経営者と妻が夕食を作っていたところ、
ボンベから漏れたガスに引火して爆発が発生したとみられている。
部屋は建物西側におり、鍋や椅子などが道に吹き飛ばされた。

店の入り口近くにあった店入り口付近にあったマントウ(中国式の主食用蒸しパン)が
蒸し器ごと外の道路に倒れ、マントウが道路に飛び散った。
栗やブドウなども地面に散乱した。窓も、窓枠ごと道路に吹き飛ばされた。

店で買い物をしていたのは十数人だった。
店の北側には集合住宅があり、日曜日夕方だったので多くの人が家にいた。
爆発の轟音に驚いて家から飛び出した人も多いという。

消防車20台が駆けつけ消火作業を行った。
約1時間後に鎮火したが、店はほぼ全焼した。
消防は爆発と火災の詳しい原因と経過を調べている。

同爆発と火災で、経営者の妻が頭や顔と手にやけどを負った。他に負傷者は出なかった。

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